春になると道路や車の車体に黄色い粉のようなものがあるのを見たことがある人も多いですね。
あれは『黄砂』というもので道路や車体以外にも洗濯物にもつきます。
せっかく綺麗に洗濯をしても黄砂が付くと汚れてしまうので、この時期は洗濯物の干し方に気を付けたいです。
黄砂の時期の洗濯物の干し方や注意点をご紹介します。
黄砂ってなに?ピーク時期はいつ?
『黄砂』とは中国やモンゴルの砂漠の砂が『偏西風』にのって日本まで飛んでくる現象です。
この、黄砂は少しの量なら何も問題はありません。
ですが年々、量は増えてきていてアレルギーの原因、農作物に害を及ぼす原因になります。
川や湖に黄砂が落ちればプランクトンが以上発生することもあり、自然へ影響も大きくなります。
・咳
・くしゃみ
・喘息
濡れた洗濯物に付着すると繊維の奥に黄砂が入り込みます。
様々な影響が体に出るので赤ちゃん、子供が居る家庭では気を付けたいです。
黄砂のピークは2月~5月です。
アレルギーが気になる方は、この時期の洗濯物の干し方にも注意したい時期です。
気を付けた方が良いこと
気を付けた方がいいのは洗濯物だけじゃありません。
黄砂は外出した時に着ていたアウターにも付着します。
家に入る時に払い落すことで室内に黄砂を持ち込まないようにすることができます。
また、黄砂は雨が降っていても水滴に混ざっていることもあります。
黄砂はアレルギーの原因になることもあるので黄砂の時期は空気清浄機を利用して部屋に持ち込んだ黄砂を取り除きましょう。
黄砂の時期は外干しOK?
黄砂の時期に洗濯物を外干しすると黄砂が洗濯物についてしまいます。
できれば黄砂が落ち着くまでは部屋干しをおすすめします。
濡れた洗濯物に黄砂が付着すると繊維の奥に入り込みます。
表面についた黄砂なら払い落とすことで取り除くことはできますが、繊維の奥に入り込んだものは洗い直しをしなければいけません。
黄砂のピークが過ぎるまでは生乾きの臭い対策をしながら部屋干しを行いましょう。
外干しした時の黄砂対策
毎日、部屋干しを行うのも大変です。
カラっと晴れた日は外干しをしたいですね。
洗濯物を外に干したい時にできる黄砂対策があります!
洗濯物カバー
洗濯カバーは外干しの時に洗濯物を覆うようにして使用するものです。
黄砂だけじゃなく、花粉よけにも良いので花粉症対策にもおすすめです。
洗濯物を覆って使用するため、乾くのかが心配の方も多いですね。
機能性が高いものもあり、洗濯物がしっかり乾きますよ。
黄砂を振り払う
表面についた黄砂なら手で払う、洗濯物をバサバサと振れば黄砂を落とすことができます。
乾いた状態の洗濯物なら可能ですが、繊維の奥に入り込んでしまったものは取り除くことが難しいです。
落ちない時は『すすぎコース』で洗い直し
乾いた状態なら払い落とす、手で払えば黄砂は取り除くことができます。
濡れている洗濯物についた黄砂は、それでは落とすことができません。
気になる方はすすぎコースで洗い直しをして部屋干しが良いと思います。
外干しでも安心!洗濯カバーのおすすめは?
外干しをしたい方は洗濯カバーを活用しましょう!
様々な機能が付いた洗濯カバーがあるので好みのものを選んで洗濯をすれば黄砂に困ることなく外干しができます。
風を通す雨よけ洗濯物カバー
サイドがメッシュになっているので風を良く通します。
急な雨やホコリ、黄砂や花粉をガードして洗濯物を守るだけじゃなく、目隠し効果もあります。
角ハンガー用なので黄砂時期以外にも下着を干す時にも活躍します。
角ハンガーに被せるだけで使用でき簡単です!
上部は水をはじく撥水加工が施されているので急な雨でも安心です。
洗濯日和ネクスト ワイド 洗濯物カバー
物干し竿に通して使用するタイプの洗濯カバーで風による横ずれ防止のテープもついています。
ワイドタイプで洗濯物もたくさん干すことができます。
UVカット98.8%カット、紫外線から洗濯物を守るだけじゃなく、黄砂や雨、鳥の糞からも守ってくれます。
使わない時は畳んで収納が可能です。
アイリスオーヤマ 物干し 洗濯物ガード
アイリスオーヤマの洗濯物ガードは価格が安く使いやすいです。
シートタイプで目隠しにも使用することができます。
スナップボタン付きで風が吹いてもずれにくく、東レの不織布アクスターは通気性が良く、防水性もあるので洗濯物が乾きやすく、急に雨が降っても大丈夫です。
花粉や黄砂から洗濯物を守ることができ、小さくたためるので収納にも困りません。
黄砂時期は洗濯方法も変えた方が良い?
黄砂の時期は部屋干しが多くなるので除菌効果の高い洗剤がおすすめです。
部屋干しの場合には部屋干し用の洗剤を使用すると嫌な臭い対策もできます。
液体タイプや入れるだけ簡単なタイプもあります。
部屋干し用の洗剤は消臭効果が高いので嫌な臭いもしません。
また、速乾機能がある柔軟剤を使用すると洗濯物の乾きも早くなるので乾燥時間の時短にもなります。
柔軟剤も部屋干し用のものがあります。
消臭効果も高く、香りの種類も豊富なので好きな香りを選んでも良いですね。
生乾きの嫌な臭いは菌が原因なこともあります。
柔軟剤には抗菌機能があるものもありますので状況で選ぶと部屋干しも快適になります。
洗濯以外の黄砂対策
黄砂は洗濯物を干すとき以外にも気を付けたいです。
帰宅する時は玄関に入る前に黄砂を払ってから部屋に入ることで室内へ入らないようにすることができます。
また、黄砂は花粉よりも粒子が細かく、マスクをしていてもフィルターを通過します。
黄砂の時期は手洗い、うがいをして黄砂を洗い流すことでアレルギーのリスクを減らすことができます。
洗濯物を干す時には黄砂情報を確認する
黄砂の量が少ないのなら外干しも可能になります。
「今日は黄砂の量はどのくらい?」気になる方は黄砂情報をチェックしましょう。
黄砂がいつ観測されるかを事前に知りたい方は環境省や気象庁のホームページで確認ができます。
気象庁:黄砂情報
環境省:黄砂飛来情報
黄砂の濃度や観測情報が分かるので便利です。
外干しをしたい時に活用しましょう!
黄砂の時期は部屋干しが基本!
洗濯物に黄砂が着くのが嫌な方は部屋干しにすると付着を防ぐことができます。
晴れた日に外干しをしたい方は黄砂情報をチェックして干すかどうかを決めましょう。
室内干しは部屋干し臭が気になります。
・エアコンのドライ運転で部屋の湿度を下げる
・除湿機を使う
・サーキュレーター、扇風機で風通しを良くする
・部屋干し用の洗剤や柔軟剤を使う
ちょっとしたことで部屋干しの臭いを軽減することができます。
乾燥機を使える素材の洗濯物ならコインランドリーを利用するとカラっと乾かすことができます。
黄砂のピーク時は洗濯カバー
どうしても外干しがしたい方は洗濯カバーを活用すると黄砂だけじゃなく花粉を防ぐことができます。
洗濯カバーは様々なタイプのものがあります。
風が吹いてもズレない加工がされている、防水加工されているものもあるので急な雨でも安心です。
洗濯カバーがあれば黄砂の時期でも外干しが可能です。
黄砂のピークは西から強い風が吹く4月です。
この時期は洗濯物には黄砂が着きやすいので情報を確認しつつ外干し、部屋干しを使い分けましょう!
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