【台風対策】家で出来る事は?事前準備や対策について紹介

日本は台風の通り道になっているので被害を受けやすいです。
台風は2008年~2013年の間は平均1.7回だったのが2014年を境に2倍以上に増加しています。

現在では平均4.7回と数も多く、7月~10月にかけて上陸が最も多くなります。
台風の被害も集中しますので台風対策が重要になります。

台風予報がきたら何をすればよい?

温暖化の影響により台風の上陸数も増えてきました。
数が増えただけじゃなく、勢いも増しています。

「台風対策をする」といっても何をしたらいいのか分からない方も多いでしょう。
ちょっとした対策をするだけで家や大事な家族を守ることになりますよ。

家の周りの点検と掃除

台風が来る前に自宅の回りの確認を行いましょう。

・排水溝のチェック
・屋根の状態

排水溝に落ち葉が溜まっている、詰まっていると台風などの豪雨で水が溜まり水漏れや浸水の原因になってしまうこともあります。

また、屋根が瓦など雨の影響で崩れてしまわないように崩れていないかの確認も行いましょう。

台風が来る前に家の周りの点検や清掃をおこなうことで台風の雨や風で起きるリスクを減らすことができます。

 

ハザードマップの確認

自宅の近くに河川や低地、急斜面があれば台風により土砂災害、水害の可能性が出てきます。

自宅周辺かどのような場所なのかを把握するためにもハザードマップを準備しておきましょう。

ハザードマップは国土交通省や各市町村から発信されます。

・洪水ハザードマップ
・内水ハザードマップ
・高潮ハザードマップ
・ため池ハザードマップ
・津波ハザードマップ
・火山ハザードマップ
・宅地ハザードマップ
・地震危険度ハザードマップ

避難場所の確認も必要ですが、ハザードマップを知ることでどんなことに気を付ければ良いかも分かります。

 

備えておきたいグッズ紹介

台風が来る前に備えておきたいグッズもあります。
本当に必要なものは何かをしっかり考えて用意しましょう。

 

懐中電灯やランタン

出典:https://www.rakuten.co.jp/

台風による暴風で停電が起きることもあります。
真っ暗では身動きが取れないので懐中電灯やランタンがあると便利です。
懐中電灯は乾電池式なら乾電池さえあれば使えるので停電時には強い味方になります。

 

出典:https://www.rakuten.co.jp/

ランタンも充電式、乾電池式がありUSBで充電できるタイプはスマホの充電も可能です。
緊急時に直ぐに使えるように充電を忘れないようにしておきましょう。

 

飲料水、食糧

台風は停電だけじゃなくガスや水道が止まることもあります。
直ぐに復旧すれば良いですが、時間がかかることもあるので飲料水や食料の確保も行いましょう。


出典:https://www.rakuten.co.jp/

飲料水を用意する目安は1人あたり1日3リットルです。
なるべく長期で保存ができる飲料水を用意しましょう。

 

出典:https://www.rakuten.co.jp/

食糧は加熱不要のものを選びましょう。
そのまま食べられるものなら、洗い物をしなくてもいいので便利です。

 

非常用持ち出しバッグ

台風に限らず災害時にも役立つのが非常用の持ち出しバッグです。

・飲料水
・食料品
・救急用品
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・予備電池
・携帯の充電器
・衣類
・下着
・毛布
・タオル
・ウェットティッシュ
・携帯トイレ
・使い捨てカイロ

避難の際も非常用持ち出しバッグがあれば直ぐに逃げることも可能です。

出典:https://www.rakuten.co.jp/

日頃から災害時に必要なものを事前に用意しておきましょう。

 

【事前準備】台風が来る前にしておくこと

台風が来るとわかったら事前に準備しておくことがあります。

被害を最小限に抑えるために、台風が来るとわかったら天候が酷くなる前に万全の体制を取りましょう。

雨戸や窓の補強

台風では様々な飛来物によりガラスが割れてしまうことも多いです。
二次被害を避けるためにも窓の外側にシャッターや雨戸があれば閉める、なければ窓が割れないように板をはるなどの対策をしましょう。

窓には飛散防止フィルムを貼ることでもガラスが割れた時に飛び散るのを防止することができます。

 

飛ばされそうなものは家の中にしまう

強風で飛んでしまいそうなものは家の中や物置にしまいましょう。

・物干し竿
・植木鉢
・自転車

また、網戸の外れ止の部品が正しくセットされていないと強風で飛んでしまう可能性もあります。
網戸の外れ止めが正しくセットされているか、プロパンガスのチェーンがちゃんと繋がれているかなど確認しましょう。

 

台風が原因で起きる災害とは?

台風が原因で起きる災害にはどんなものがあるのでしょうか。
日本は海に囲まれ島国で山や谷、崖が多いです。

そのため、台風が原因の二次被害が起きやすいです。

風害

台風の発生時には強風、暴風といった風害が起きます。
特に台風の進行方向の右側は強い風が起きやすく注意が必要になります。

台風が移動する速度によって発生する風、台風自体の強風(反時計回り)が合わさるために起きます。

 

水害

風害の他にも高潮や洪水、波浪などの水害にも注意が必要です。
特に海に面している地域は低気圧による海面上昇や防風による波浪、高潮などによる大波が発生することもあります。

アスファルトの舗装が多い都市にいても雨水が用水路や下水道の排水が間に合わず溢れてしまうと浸水被害が発生します。

水害は近くに海や河川がなくても注意しましょう。

 

台風がきたらどうする?

台風がきたらどうしますか?
焦らないように台風がきたらどうしたらいいのかを確認しておきましょう。

 

戸締り

家はもちろん、ガレージや物置などの戸締りもしっかりしましょう。

庭にガレージや小屋がある場合は窓やサッシがきちんと閉められていないと風圧によって雨が入り込んでしまうこともあります。

 

生活用水の確保

台風の影響で断水が起きる可能性もあります。
飲用水の確保以外にも生活用水の確保を行って行いとトイレに入ることもできません。

トイレを1回流すだけでも5~10L必要です。
もしもの時の為にお風呂の浴槽に水を溜めておく、バケツに水を溜めておきましょう。

 

食事や入浴を早めに済ませる

台風が近づいている時は停電や断水が起きてもいいように食事や入浴は早めに済ませておきましょう。

断水や停電が起きてから食事や入浴をしてしまうと、確保した生活用水を無駄に使用することになります。

 

窓から離れた場所で過ごす

強風が起きれば飛来物が窓に当たり割れることもあります。
台風がきた時は窓の少ない部屋で過ごした方が安全です。

また、就寝時は窓の近くは危ないので、窓やドアから離れた安全な場所で眠ってください。

 

もしも、避難になったら?

もしも、避難することになったらどうしたらいいでしょうか。
避難をする前に気を付ける点をご紹介します。

 

ガスの元栓、ブレーカーを確認する

避難する前に火事や漏電の二次被害を防ぐ為に、ガスの元栓を締める、ブレーカーを落としましょう。

避難が解除され自宅に戻り、浸水している場合には直ぐにブレーカーをあげず水が引いてから業者に確認してもらってからブレーカーをあげるようにしてくださいね。

 

最低限の荷物、服装で避難する

避難場所に行く時には最低限の荷物、服装で避難しましょう。
荷物が多いと避難の妨げになってしまうこともあります。

カバンは両手が使えるリュック、動きやすいスニーカーがおすすめです。

 

戸締りの確認

避難になると焦ってしまい戸締りを忘れてしまう方も多いです。
防犯上、戸締りを忘れずにしましょう。

・玄関・窓
・シャッター
・雨戸

もしも、ラジオが余っているのならつけっぱなしにしておくのも防犯対策としてはおすすめです。

 

事前対策が重要!

台風は突発的に発生することもあります。
日頃から台風対策をしておくことで急な事態でも焦らずに対応することができます。

まずは、自宅周辺の点検や掃除、防災グッズを揃えることから始めてみましょう。
また、実際に台風が上陸した時に家にいるのならいいですが、家族が離れている時には、どこに集合するなど決めておくといいかもしれません。

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